熊本ソフトウェア株式会社 執行役員の櫻木です。2025年3月8日、山鹿市で開催されたインターナショナルオープンデータデイのイベントに参加しました。このイベントは世界中で同時に開催される、オープンデータを推進する国際的な取り組みの一環で、熊本ではCode for Kumamotoが主催しました。私自身もCode for Kumamotoのメンバーとして活動しています。
イベントの詳細は以下のURLでも公開されています。 https://iodd2025kumamoto.peatix.com/
イベント概要
今回のイベントでは、山鹿市の魅力的な街並みを記録し、その情報をオープンデータとして世界に発信することを目指しました。私はコミュニティメンバと一緒に参加し、まち歩きをしながら歴史的建造物や特徴的な景観、文化資源などの写真撮影を行いました。
特に、昨年復元された豊前街道のシンボル「惣門」や、さくら湯前にある由緒ある薬師堂を撮影しました。これらの歴史的建造物は山鹿市の文化的アイデンティティを象徴するものであり、オープンデータとして共有する価値が高いと考えています。
撮影した写真データは、誰もが自由に利用できるオープンデータとして、Wikimedia Commonsにアップロードしました。これにより、山鹿市の魅力が世界中の人々に共有され、観光や教育、研究など様々な分野で活用されることが期待されます。
シビックテックと地域活性化
このような活動は「シビックテック」と呼ばれる動きの一部です。シビックテックとは、市民自身がテクノロジーを活用して地域社会の課題解決に取り組む活動のことです。オープンデータの整備と活用は、シビックテックの重要な基盤となっています。
私は熊本ソフトウェア株式会社の執行役員として、日頃から県内のITコミュニティの運営・サポートを行っています。当社は「新たな取組みに果敢に挑戦し、地域社会に役立つ企業を目指す」という方針のもと活動しており、技術の力で地域の発展に貢献することを目指しています。
今後の展望
今回のイベントをきっかけに、山鹿市におけるオープンデータの整備と活用がさらに進み、地域の魅力発信や課題解決に役立つことを期待しています。また、熊本県内の他の地域でも同様の取り組みを広げていきたいと考えています。
DXや生成AIなど技術環境が急速に変化する中、オープンデータを活用した地域課題の解決はますます重要になってきています。今後もCode for Kumamotoをはじめとする県内のITコミュニティと連携しながら、新たな取組みに果敢に挑戦し、地域社会に役立つ活動を続けてまいります。
(熊本ソフトウェア株式会社 執行役員 櫻木 誠)
